朝の触診勉強会③
こんにちわ。理学療法士の三浦です。
上肢の触診は今回で終了予定です!
触診部位は「示指伸筋と小指伸筋」でした。
橈骨遠位端骨折の患者さんでは、手関節に浮腫がしばしば出現します。
手のしわがなくなり、皮膚が突っ張り熱感が出現することも。。。
患者さんの中には「骨折しているし、ギプスしているし動かさない方がいいかもと…」とおっしゃっている方もいます。
浮腫を簡単に説明すると、炎症反応が出現し、脈血が増加し静脈血がうっ血し血漿成分が血管の外に溢れ出た状態のことをいいます。
なので、浮腫を予防するにはギプス固定中に手指を動かし、血管の外に溢れ出た血漿成分を血管内に戻すことが必要となります。
手指・手首を持ち上げる筋肉は1~6区画に分かれた道を通ります。
特に、触診部位の示指伸筋は1~6区画のうちの第4区画を通ります。第4区画は示指伸筋に加え、総指伸筋が通過しています。なので骨折などの外傷、摩擦・内圧が高まることで循環障害が起こり浮腫みの原因のひとつとなりますよね。
なので、早期から手指を動かし浮腫を予防しましょうということになります。
最後までお読みいただきありがとうございました。